• 建築とインテリア

色をひとつだけ選ぶこと

私は子どもの頃から色にこだわりがあります。
七五三の晴れ着はきみどり色。残っている写真は白黒ですので、私の記憶にはほとんどありませんが何かに付けて聞かされた母の愚痴?エピソードです。

「女の子らしい(←この表現が当たり前の時代です)赤い可愛い着物、で、絹の上品を選びたい」という母の期待を裏切り、私が選んだ着物はきみどり色のてろんてろんのテトロン素材の着物。
どんなになだめても、頑として「この色」を譲らなかったそうです。

インテリアのコーディネートの空間のイメージを構成する3つの大きな要素は「色・素材・形」3歳では素材のことは分からなくても、色の好みははっきりしていたのでしょうね(*^_^*)

ということで、今回のHPと名刺・封筒などのコンセプトカラーもこだわりの色です。

今回選んだのは、DICフランスの伝統色:BLEU BROUILLARD(ブルー・ブルイヤール)地面や海面に接した地層中で水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって大気中に浮遊して煙のように見える中にみられるブルーの色です。

以前の名刺のパープルカラーも好きで選んだ一色でしたが、今回のグレイッシュなブルーカラーは優しくて芯があって、今一番好きな色です。

色を組み合わせるコーディネートの際、「この色とこの色」を選ぶのは楽しい作業なのですが、ひとつだけの「この色」を選ぶ時、、、悩みます〜
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